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第7回特別展示
seven exhibition

みつばあおいもんつるきくまきえなぎなた三葉葵紋蔓菊蒔絵薙刀

藩主所用の薙刀は武器より飾道具の意味が強く、葵紋 を使用できる大名は限られていた。

やのねびょうぶ矢ノ根屏風

藩主の所用品であった「鏃(やじり)」各種を屏風式に立てる、様々な形と細工がおもしろい。

やまとりげずだて さいがかぶと山鳥毛頭立 雑賀兜

江戸時代前期の作、初代から三代藩主の頃か
立物は消耗品で、記録には虎の尾ともあり。

やまとりげじんばおり山鳥毛陣羽織

江戸時代中期の作、両袖口を熊毛で飾るのは松山藩主の陣羽織に例あり、裏地も華麗である。

しゅうるしぬりえびなりかぶと朱漆塗海老形兜

鉄の兜鉢の上から、練革製の伊勢エビをすっぽりかぶせた変わり兜。
朱色の海老に、吹返しの金の葵紋が華やかな式典用で、実用品ではない。

たんとう短刀 銘:来 國俊

鎌倉時代後期の刀工、山城国来国行の子と云われる 国宝・重文指定品も数多い。

たんとう短刀 銘:信國

室町時代初期から続く、山城の信国一派か。比較的穏やかな作風の短刀で姿も良い。

くりいろかわづつみにまいどうぐそくごりんとうずだてかぶと栗色革包二枚胴具足五輪塔頭立兜

松山藩の大番頭(軍務役)、山本権兵衛所用。明治初期の奉納品で、巨大な頭立物で有名。

ほしうめばちもんだいしょううちがたなこしらえ星梅鉢紋大小打刀拵

藩主からの拝領品で大刀脇差の意匠が同じの、大小拵と云われるもの。〔松山市個人蔵〕

しょうじょうひそでなしのじんばおり猩猩緋袖無陣羽織

国産の赤羅紗(しょうじょうひ) 羅紗地、背と左右脇に黒色家紋を据えたもの。〔松山市個人蔵〕

あかごろじかじばおり赤呉呂地火事羽織

厚手木綿地に両袖付の火事装束の羽織、袖の斜め筋は松山藩共通のしるし。〔松山市個人蔵〕

はたさしもの旗指物

武者の背負旗で、指物と云う松山藩士所用品で、旗上部の金の梅鉢紋が合印。〔松山市個人蔵〕

そでじるし(しめのあいじるし)袖印(七五三の合印)

藩内共通の標で袖などに付る。家紋上部・赤白黒の斜筋が松山と今治藩を表す。〔松山市個人蔵〕

こんいとおどしにまいどうぐそく かぶとめい ぎつう紺糸威二枚胴具足 兜銘:義通

松山藩士所用名工作の六十二間筋兜、前立の「金の輪抜き」は、兜の合印である。〔松山市個人蔵〕

こんじらいもんぼたんもようはんぎり紺地雷紋牡丹模様半切

力強い雷紋に華麗な牡丹花を金箔で縫い取った袴

こんじらいもんぼたんもようはんぎり紫地牡丹立木

力強い雷紋に華麗な牡丹花を金箔で縫い取った袴

あいじぼたんいりしっぽうつなぎもようはっぴ藍地牡丹入七宝繋模様法被

楕円の七宝繋の中に牡丹唐草を縫い描いている。

もえぎじぼたんからくさししもようそばつぎ萌黄地牡丹唐草獅子模様

牡丹唐草に唐獅子を配し、最強の組み合わせである唐獅子牡丹を描く側次。

こうはくだんあみめぼたんおりえだもようからおり紅白段網目牡丹折枝模様唐織

藩主所用の御召口で紅白の段替わりに見事な牡丹が刺繍されている。江戸時代中期。裏地は紅平絹。

 
 
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