みつばあおいもんつるきくまきえなぎなた三葉葵紋蔓菊蒔絵薙刀
藩主所用の薙刀は武器より飾道具の意味が強く、葵紋 を使用できる大名は限られていた。
藩主所用の薙刀は武器より飾道具の意味が強く、葵紋 を使用できる大名は限られていた。
藩主の所用品であった「鏃(やじり)」各種を屏風式に立てる、様々な形と細工がおもしろい。
江戸時代前期の作、初代から三代藩主の頃か
立物は消耗品で、記録には虎の尾ともあり。
江戸時代中期の作、両袖口を熊毛で飾るのは松山藩主の陣羽織に例あり、裏地も華麗である。
鉄の兜鉢の上から、練革製の伊勢エビをすっぽりかぶせた変わり兜。
朱色の海老に、吹返しの金の葵紋が華やかな式典用で、実用品ではない。
鎌倉時代後期の刀工、山城国来国行の子と云われる 国宝・重文指定品も数多い。
室町時代初期から続く、山城の信国一派か。比較的穏やかな作風の短刀で姿も良い。
松山藩の大番頭(軍務役)、山本権兵衛所用。明治初期の奉納品で、巨大な頭立物で有名。
藩主からの拝領品で大刀脇差の意匠が同じの、大小拵と云われるもの。〔松山市個人蔵〕
国産の赤羅紗(しょうじょうひ) 羅紗地、背と左右脇に黒色家紋を据えたもの。〔松山市個人蔵〕
厚手木綿地に両袖付の火事装束の羽織、袖の斜め筋は松山藩共通のしるし。〔松山市個人蔵〕
武者の背負旗で、指物と云う松山藩士所用品で、旗上部の金の梅鉢紋が合印。〔松山市個人蔵〕
藩内共通の標で袖などに付る。家紋上部・赤白黒の斜筋が松山と今治藩を表す。〔松山市個人蔵〕
松山藩士所用名工作の六十二間筋兜、前立の「金の輪抜き」は、兜の合印である。〔松山市個人蔵〕
力強い雷紋に華麗な牡丹花を金箔で縫い取った袴
力強い雷紋に華麗な牡丹花を金箔で縫い取った袴
楕円の七宝繋の中に牡丹唐草を縫い描いている。
牡丹唐草に唐獅子を配し、最強の組み合わせである唐獅子牡丹を描く側次。
藩主所用の御召口で紅白の段替わりに見事な牡丹が刺繍されている。江戸時代中期。裏地は紅平絹。